若草物語 (講談社青い鳥文庫 (98‐1))

定番中の定番、女の子ならぜひ読んで欲しい！宗教臭さとお説教臭さがちょっと鼻につきますが、全体的に明るくとても読みやすいです。話の内容だけではなく、姉妹達の服装の描写も素敵です。ドレス、ボンネット、舞踏服などが当たり前にあった時代のお話ですから、女性作家ならではの細やかな描写がとても具体的な衣装を想像させてそれだけでも楽しく、嫌いになる登場人物が一人もいません。子供の頃から何度読んだか分かりませんが、いつ読んでも素敵で、続編の続若草物語（メグの結婚・姉妹とローリーの恋物語などがあります）も読んでいただきたいです！ただ・・・私が初めて買った若草物語がボロボロになったので購入したのですが、同じ翻訳者が見つかりませんでした・・。口調などが微妙に固く、表現方法も違ったのでちょっとイメージが違って・・・でもドレスなどの表現はこちらのほうが素晴らしいし、誌的な表現も良いのでこれはこれでよいと思います。