PRESIDENT (プレジデント) 2018年10/29号(人生が変わる「面接」のスゴ技)

PRESIDENTはその月の特集が興味深ければ購入する雑誌の一つです。今月号は「面接」についてで、面接を受ける側は勿論、面接を行う側も知っておくとためになる内容が目白押しでした。関心を持ったページに付箋をつけて読んでいたのですが、結局付箋だらけになるほど、内容も多岐に渡り、参考になった事例も数多くありました。その中の一つをご紹介します。ジャーナリストの溝上憲文さんが書かれた「信じていい就職マニュアル本、ダメな本」は面白いコラムでした。「就職マニュアル本」で書かれている面接対策を取り上げて、溝上さんの考え方を述べられており、参考になりました。そのコラムのラストのあたりを少しご紹介させてもらいます。「就職支援会社モザイクワークの高橋実取締役COOは『面接の趣旨は本来、学生と面接官双方がお互いの本当の姿を知ることにある。だが、マニュアル本で武装した学生の化けの皮を剥がそうと一生懸命になり、“化かし合い面接”になっているのが今の状況。学生の本当の姿が見えることはないし、マニュアル本はまったく意味がない』と指摘する。マニュアル本は面接を理解する一助にはなるだろう。だが、業界・企業によって考え方は異なり、模範回答がそのまま通用するとは限らない。大事なのは、自分の個性を知ってもらうことなのだ。(37p)」と書いてあり、同感でしたので引用しました。マニュアル本全盛ですので仕方がないのかもしれませんが、学生の自然な姿を見たい、知りたいという採用担当の思いが伝わってきます。面接をする側として読みましたが、もし近い将来、なんらかの面接を受けることがあれば、本誌をもっと熟読して面接に臨むことにします。